彼が亡くなってから暫くは泣いてる日々が続いた。唯一の救いは仕事の時間だった。
もうこの世に居ない彼のLINEや写真を見る日々。
あれから4ヵ月経つと悲しみから想いでへと少しずつ変化していくのが分かる。彼に会えるのはまだまだ先だけど、いつか会える事を信じて今は彼の分まで生きて行こうと思う。
大好きなケンちゃんその日までサヨナラ…そしてありがとう!
彼が亡くなってから暫くは泣いてる日々が続いた。唯一の救いは仕事の時間だった。
もうこの世に居ない彼のLINEや写真を見る日々。
あれから4ヵ月経つと悲しみから想いでへと少しずつ変化していくのが分かる。彼に会えるのはまだまだ先だけど、いつか会える事を信じて今は彼の分まで生きて行こうと思う。
大好きなケンちゃんその日までサヨナラ…そしてありがとう!
一晩中苦しみ、身体を痛がっていた彼の身体をずっと擦りながら涙がとまらなかった。
ほとんど喋れなかった彼がぽっんと呟いた
もっと生きて沢山美味しい物が食べたい…食べれないのがツライ…
そうだね!治ったら沢山美味しい物食べよう。
それが最後の言葉になってしまった。
やがて夜があけ彼の身体に異変がおこった。喉が乾いたらしく飲み物を飲んだ瞬間苦しみ出し倒れてしまった。急いでホテルのフロントへ電話し救急車の手配をしてもらった。
救急車が来るまで必死に名前を呼び続けた。
しかし、救急車が到着する少し前に私に持たれかかりながら彼は旅立ってしまった。旅立つ瞬間の彼の顔は苦しみからやっと解放されたかのように微笑んでいた。
彼の頭を撫でながら良く頑張ったね。そしてありがとう。と問いかけた。
病院での処置が終わりベッドで寝かされた彼はとても穏やかで今にも起きそうであった。
2人きりになり沢山彼にキスをし、そして永遠のサヨナラをした。
あれから暫くは涙が止まらない日々が続いた。もう二度と来ないLINE、二度とデートの約束が出来ない。何より彼がこの世に居ない現実と…
それでも残された者は前に進んで行くしか無い。彼は亡くなる直前まで、そして亡くなった直後も大切な事を教えてくれた。
約束の旅行の日がやって来た。仕事が終わり東京駅での待ち合わせ。不安と楽しみで複雑な気分だった。
東京駅につく頃彼からのメールが入り1時間遅れるとの事だった。
近くの喫茶店で時間を潰し1時間後彼から再びメールが入る。改札の外に居るからとの事だった。急いで改札へ向かい彼を見るなり私は言葉を失ってしまう。
3日前にはまだ元気な姿だった彼がこの3日間でこんな痩せてしまったと…
彼から出た言葉は、ごめん…セブ島に行く自信がないとの事だった。
顔色の悪い彼からの精一杯の詫びの言葉に私はどんな顔をしていたのだろうか?
とりあえず、明るくまた、元気になったら連れて行って…それしか返せなかった。
とりあえず休みたいとのことで近くのビジネスホテルをとり休ませる事にした。
これが神様がくれた最後の時間。そして、彼の命のカウントダウンが始まっていたのだった。